「いちばんいい生き方」は「自分らしい生き方」

「いちばんいい生き方」は「自分らしい生き方」

といっても、「がんとの共存なんてそんな達観したことは考えられない。悪いところがあったら、どんなに小さくてもとってほしいと思うのが人情だろう」とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。

それも、ひとつの生き方です。最後の最後まで全力投球で病気と闘いたい方は、がんばることこそが自分に合ったいちばんいい生き方です。

本当は、「」れがいちばんいい生き方」というような、生き方の甲乙はないのだと思います。

しいていうなら、「その人が生きたいと思う生き方。自分らしいと思う生き方」が、その人にとってのベストな人生、ベストな道です。いろいろな意見を参考にしながらも、最後は自分がいちばん自分らしいと思える道を選択してください。

ひとりひとり、考え方も好みも違うのですから、選んだ道は人と違っていいのです。それが自分にとっての百点満点の生き方なのですから。そして、周りの方はご本人の選択を温かく見守っていってあげてほしいと思います。

 

 

病気をした後は、以前の生活を振り返ってみる。無理をしていた点を改善することが再発の防止につながる。

ストレスを軽減するには、性格に合わせること、性格全体ではなく一、二割を改革しようと思うのがコツ。

がんになったときは、自分の心の中に「死んでしまったほうが楽だなあ」という気持ちがないか考えてみる。

病気を逆手にとって前向きに生きる人に、奇跡が起こりやすい。

「痛み」は自分自身の言い出せない思いを語っていることがある。

悩みからぬけ出せなくてつらいときは、体(五感)を意識して使うようにする。

がんが体にあるからといって、すぐに死ぬわけではない。がんを抱えながら十何年も生きていくことも可能。
▼生き方はひとりひとり違っていい。